科学研究費補助金・基盤研究(B)「中世日本の東アジア交流史に関する史料の集成的研究と研究資源化」(16H03484、2016~2020年度、研究代表者:国立歴史民俗博物館 荒木和憲)は、分権的な日本中世社会において分散的に生成・授受された「東アジア交流史関係史料」を網羅的に収集し、その研究資源化を目的としたプロジェクトです。

本プロジェクトの詳細は、「KAKEN」のサイトをご覧ください。
KAKEN 研究課題

本データベースの作成・公開にあたっては、国立歴史民俗博物館の「総合資料学の創成と日本歴史資料の共同利用基盤構築」事業と連携しました。

「Khirin」(キリン、国立歴史民俗博物館総合情報基盤システム)に直接アクセスすることで、さまざまなデータベースを横断的に検索することもできますが、本サイトは「中世日本 東アジア交流史関係史料」データベースに特化したインターフェースを提供するものです。

現在の登録レコード数は、15,742レコードです。(2021年5月末日現在)
収載する史料の一覧はこちらをご覧ください(収録しなかった/できなかった史料もあります)
収載史料一覧

採録の対象とした年代は、960年(北宋の建国)から1592年5月上旬(壬辰戦争における漢城陥落)までですが、その前後の史料を採録した場合もあります。
中国・朝鮮半島・東南アジア・ヨーロッパとの交流はもちろん、蝦夷・南西諸島との交流に関する史料も採録しました。
事件史的な史料だけでなく、舶来品とおぼしき品目についても、なるべく採録するよう努めました。ただし、語彙が同じでも、時代・地域によって意味するところが異なるため、統一的な基準では採録していません。舶来品か否か確証がないものも含めています。
史料ごとに典拠を記載しましたが、必ずしも最良のテキストを使用できたわけではありません。
採録にあたっては、典拠としたテキストの字体・句読点の変更、記号の変更・省略、注釈の追加・変更等を行っています。
遺漏・錯誤や誤字・脱字等が生じないよう留意しましたが、入念な校正までは行えませんでした。史料を引用される際は、典拠と照合してください。

科研費プロジェクトとしては終了しましたが、今後もデータの補訂を行い、本データベースの成長を図るつもりです。